サーバ成果物

X11 forwarding でサーバのアプリケーションの画面を転送する

できること

SSH 接続先サーバで動くアプリケーションの画面をリモートへ転送する。

メリット

  • アプリケーションはサーバ側で開くので、サーバ側サブネットの Web コンソールにお手軽にアクセスできる
  • 処理は完全にサーバで行われるので、LAN 側のみのアクセス制限がかけられている Web コンソールにもアクセスできる
    ex) Buffalo ルータの設定画面
  • お好みのサイズ、アス比に変更できるので、リモートデスクトップより扱いやすい
  • SSH が繋がれば安定的にアクセスできる

デメリット

  • リモートデスクトップと比べて低圧縮、帯域も多く使うので、レスポンスは悪い
手順

Windows なら WSL2 をインストールしておく

少しでも快適に使うため、クライアント側で圧縮の設定をする

Host *
    Compression yes
    TCPKeepAlive yes

サーバ側に日本語のフォントパックをいれる

sudo apt-get install fonts-takao-pgothic

サーバ側でセキュリティの設定

export XAUTHORITY=/home/username/.Xauthority

X11 forwarding、圧縮を有効にしてアクセス

ssh domain -XC

お好きなアプリケーションを起動

活用例

VPN は通らないが SSH は通るネットワーク環境や、VPN の構築、運用がめんどくさいときに、Proxmox や LAN 内のみに公開しているサイトへのアクセスに便利だと思った。

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